「この世から消えたい」と考えてしまう原因と4つの対処法

日常生活で辛い思いをして「この世から消えたい」と考えたことのある人は少なくないでしょう。

しかし、せっかく授かった生を無駄にするようなことは絶対にしてはいけません。

今からでもその気持ちを改善することは十分可能です。

当記事では「この世から消えたい」と考えてしまう原因と対処法について紹介しますので、思い悩んでいることがある人はぜひご覧ください。

当記事を読んで、1人でも救われる人がいれば嬉しいです。

「この世から消えたい」と考えてしまう原因を探る

まずは「この世から消えたい」と考えてしまう原因を探りましょう。

恐らく、ほとんどの人は下記のいずれかに当てはまっているはずです。

原因を明確化することで「この世から消えたい」という気持ちに対しての対処法は変わってくるため、原因をはっきりさせることが重要です。

人間関係

人間関係というのは、主に以下のようなものを指します。

どれも苦しくて辛いことばかりですね。

人間の悩みの多くは「人間関係」と言われていますので、上記のいずれかに当てはまっている人は多いのではないでしょうか？

いじめを受けたら学校に行きたくなくなるだろうし、恋愛関係や家族関係にトラブルが生じたら虚無感や孤独感に襲われることもあると思います。

大切な人が亡くなったり虐待を受けたなら、虚無感や孤独感を味わうことになるでしょう。

人間関係のトラブルは、肉体的ダメージよりも精神的なダメージの方が大きいのが特徴ですね。

仕事関係

人間関係と同レベルで多いのが仕事関係です。

人間関係というのは、主に上記のようなものを指します。

ほとんどが労働環境に依存するもので、仕事関係にトラブルが生じると「俺は何のために生きているのだろう…」という強い喪失感・虚無感に襲われます。

その他にも労働時間が長くてプライベートの時間を作れないと、“自分は仕事をするために生きている”と感じてしまうほど追い詰められてしまうことにもなりかねません。

自分が好きになれない

自分を好きになれない人は多いでしょう。

理由は人によって異なりますが、「強いコンプレックスがある」「自分の性格が嫌い」「何をやっても上手くいかない」など様々です。

自分を好きになれないと、どうしてもマイナス思考気味になってしまいますので「この世から消えたい」と自暴自棄になってしまう可能性が高くなります。

根拠のない不安

根拠はないけれど、何となくぶわっとした不安がある人は多いですよね。

自分の将来、日本の経済、病気、家族、仕事などこれらすべてを内包したものが”根拠のない不安”になっています。

なぜ”根拠のない不安”になるかというと、不安の原因になっているものを客観化できていないからです。

つまり、自分が何に不安を感じているかをハッキリさせるには、正体の分からない不安を客観化させることが重要になるということですね。

重い病気を患っている

中には重い病気を患っている人もいるでしょう。

僕は重い病気を患っているわけではないので、その人の気持ちを完璧に理解することはできません。

しかし、生きるために継続的な介護や服薬が必要だったり、精神的に不安定になったりなど想像を絶する生活を送っているくらいは分かります。

難病を患っている場合は根本的な問題の解決は難しいため、精神面・環境面を変える必要があるでしょう。

「この世から消えたい」と考えてしまうときの対処法

ここからは「この世から消えたい」と考えてしまうときの対処法について紹介します。

主な対処法は、以下の4つ。

順に紹介していきます。

環境を変える

すべての原因に共通し、なおかつ一番効果的なのは環境を変えることです。

なぜなら「この世から消えたい」と考えてしまう原因の多くは環境に依存したものだからです。

例えば、いじめられている場合はいじめる人のいない環境に逃げれば精神的に安心できますし、仕事関係に問題があるなら転職して労働環境を変えれば改善します。

上記のような感じです。

結局のところ、あなたを脅かすものは”環境”がほとんどということですね。

思考停止でも良いので、まずは今いる環境を変えてしまうのがオススメです。

辛いという気持ちを誰かに相談する

だれでもいいので、辛いという気持ちを誰かに相談するのもオススメです。

理由はとてもシンプルで、「この世から消えたい」と考えてしまう人は辛い気持ちを1人で抱え込んでいることが多く、誰かに相談することで精神的に楽になるからです。

実際、根拠のない不安がある人なら不安の原因になっているものを客観化することができますし、いじめ遭っているならあなたの手助けをしてくれることだってあります。

皆さんは誰かに自分の気持ちを伝えましたか？

恐らく、誰にも相談できず抱え込んでいる人が多いのではないでしょうか？

上記のように誰でもOKです。

自分の気持ちを誰かに相談すれだけでも、精神的にはかなり楽になりますよ。

もし相談できるような人がいないのであれば「よりそいホットライン」や「こころの健康相談統一」に電話で相談しましょう。

この2つは一般社団法人によって設けられた、いわゆる生活に対する悩み・自殺を考えるほどの思い悩んでいることを相談できる窓口になります。

あなたの悩みに親身になって寄り添い、一緒に解決策を考えてくれます。

「よりそいホットライン」と「こころの健康相談統一」の電話番号については”こちら“に記載してあります。

新しいことに挑戦する

「自分が好きになれない」という人は、新しいことに挑戦するのがオススメです。

なぜなら、新しいことに挑戦することで自分の新しい長所を作ることができるからです。

そもそも「自分が好きになれない」という人は自分の長所よりも短所が目立ってしまい、自分に自信が持てなくなってしまうことが多いので、新しいことに挑戦するのはとても効果的。

実際、僕も一時期は自分のことなんて好きではありませんでしたが、webライター、ブログ、節約、イラスト描きなど様々なことに挑戦して自分の嫌いな部分が気にならなくなりました。

同じ境遇の人と会う

「重い病気を患っている」という人は、同じ境遇の人と会ってみましょう。

同じ境遇にあるのですから、あなたの気持ちを理解してくれますし、辛いことがあってもお互いを支え合う良き相談相手になってくれる可能性があります。

病気をと戦っている人は「なぜ俺(私)だけがこんな目に…」と孤独感と理不尽な重いに押しつぶされてしまいがちですが、同じ境遇の人と会うことで「辛い思いをしているのは自分だけではない」と勇気を貰うことができますよ。

まとめ

当記事では「この世から消えたい」と考えてしまう原因と対処法について紹介しました。

人生は山あり谷ありですので、辛いこともあれば楽しいこともあります。

「この世から消えたい」と自暴自棄になるのではなく、落ち着いて大本の原因を探っていけば対処法は見えてきます。

折角の人生なのですから、できるだけ楽しいと思える人生を送れるようにしましょう。