自分より下を見て安心するのは大丈夫?【結論:大丈夫です】

自分より下を見て安心するのは大丈夫?【結論:大丈夫です】

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男性
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自分より下の人を見ると安心するなぁ~

上記のように思ったことのある方は、決して少なくないでしょう。

しかし、それと同時に“自分より下の人を見て安心する”という行為に対して、不安を覚えた方も多いのではないでしょうか。

そこで当記事では「自分より下を見て安心するのは大丈夫?」という問いに対しての、自分なりの回答を紹介します。

自分より下を見て安心するのは大丈夫?

結論から言ってしまうと、自分より下を見て安心しても問題ありません。

理由はとてもシンプルで、自分より能力が劣っている人を見て安心するのは人間として自然な感情であり、誰しもが心の中で思っていることからです。

例えば、あなたが学校のテストで60点を取ったとします。

そこでAさんが30点の赤点を取るのを見たら、誰だって心の中でホッと安心してしまうでしょう。

少なくとも僕ならしますね。

というか、自分より下の人を見るという行為は、自身のメンタルを保つための防衛手段とも言えます。

稀に「他人を見下して恥ずかしくないの?」とか言ってくる輩がいますが、その人だって無意識に誰かのことを見下しています。

本当に誰も見下してない人だけが僕に石を投げてください。

繰り返しになりますが、誰かを傷つけるような言葉を発しないのであれば、自分より下の人を見て安心しても大丈夫です。

自分より下を見て安心してしまう理由

クエスチョンマーク

自分の能力や状況を客観的に評価するために、他人と自分を比べる傾向があるという理論を「社会的比較理論」と呼びます。

要するに、自分より下を見て安心してしまうのは、この心理が働いているからということですね。

人は自分より劣っている人(下方比較)と自分より優れている人(上方比較)の両方と比較しますが、その目的や効果は異なります。

主な違いは以下のとおり。

下方比較とは

「下方比較」は自分の自尊感情や満足感を高めるために行われるもので、自分より劣っている人を見つけ、自分はまだマシだと安心したりすることを指します。

上方比較とは

「上方比較」は、自分の能力や状況を向上させるために行われます。自分より優れている人を見つけることで、自分にもできるかもしれないと希望を抱いたり、目標やモチベーションを保ったりすることを指します。

どちらもメリットはありますが、過剰に意識しすぎるとメンタルに悪影響を及ぼす可能性があるため注意しましょう。

例えば、下方比較をしすぎると自分の能力や状況に甘んじてしまったり、他人を見下してしまったりする恐れがあります。

また、自分の不幸を正当化したりなどの傾向も強まるでしょう。

上方比較に関しては、自分の能力や状況に不満と焦りを感じたり、他人に嫉妬したりするリスクが高まります。

さらに自分の価値を他人の評価に依存したり、自己肯定感が低下したりする可能性もありえるでしょう。

簡単にまとめると、他人と比較するならほどほどが一番ということですね。

自分より下を見て安心するメリット

ここからは、自分より下を見て安心するメリットを紹介します。

自己肯定感が向上する

自分より優れた人を見てしまうと、自分自身に対する不安やコンプレックスが抱えてしまうことがあります。

しかし、逆に自分より下の人を見て安心することで自己肯定感が向上し、自分の能力に自信を持つことができるでしょう。

いやらしい考え方かもしれませんが、言葉に出さないのであれば傷つく相手はいません。

ガンガン自己肯定感を高めていきましょう。

自分の強みの把握

自分より下の人を見ると、他人にはない独自の強みがあることに気づくことがあります。

強みを把握できれば長所を伸ばして、自分の能力向上に役立てることができますし、前述した自己肯定感の向上にも繋がるでしょう。

皆さんは”自分の強み”を把握できていますか?

よく自己分析の方法として「自分を客観的に見る」と言ったりしますが、これって意外と難しいですよね。

自分より下の人を見る行為は、自分の強みの把握にぴったりだったりします。

自分より下を見て安心するデメリット

ここからは、自分より下を見て安心するデメリットについて紹介します。

自己成長の抑制

自分より下の人を見て安心すると、自分の現状に満足して成長への意欲が減退し、自己改善や新たな挑戦を避けてしまう可能性があります。

めちゃくちゃ簡単な話、競争意識が薄れて努力する意欲が低下するということですね。

問題がないのは、あくまで下の人を見て安心するまで。

努力ができなくなって停滞してしまったり、向上心を無くしてしまったりすると、人間に成長はありません。

自己評価の偏りが発生しやすい

自分より下と感じている人と比較して自己評価を行うと、客観的な評価が歪んでしまうことがあります。

自分が実際にどれだけの能力を持っているかを正確に把握できなくなるので、自己評価に偏りが発生してしまうでしょう。

自己評価の偏ると自信過剰になってしまったり、周囲とのコミュニケーションで対立や摩擦が生じたリスもするので、誰かを下に見るという行為には注意が必要です。

まとめ:下を見て安心しても大丈夫

自分より下を見て安心するのは問題ありませんが、自分の現状に満足しないように心掛けましょう。

“下を見て安心する”までなら、誰も傷つけずに自己肯定感を高めることができます。