家賃は月に大きな金額を支払わなければならない固定費。
できることなら、節約していきたいですよね。
しかし、だからといって安い賃貸を安易に借りてしまうと、後悔してしまう可能性が高くなってしまいます。
現在、僕は家賃3万円の賃貸で一人暮らしをしていますが、賃貸を選ぶ際にいくつかのポイントを意識したら”安くて満足のいく”家を見つけることができました。
当記事では「節約しながら後悔しない賃貸を選ぶ9つのコツ」を紹介していきます。
・これから賃貸を借りようとしている
・できれば安くて満足のいく賃貸を見つけたい
上記のような方は、ぜひご覧ください。
「賃貸で節約する5つのコツ」と「後悔しない賃貸を選ぶ4つのコツ」に分けて紹介していきます。
目次
賃貸で節約する5つのコツ
賃貸で節約するコツは、主に5つ。
・都市ガスが利用可能な賃貸を選ぶ
・電力会社と直接契約できる賃貸を選ぶ
・不動産会社の勧めてくる火災保険に入らない
・家賃を交渉する
・「引越し祝い金」が貰える賃貸かチェックする
上記の通りです。
都市ガスが利用可能な賃貸を選ぶ
私たちの利用しているガスは「プロパンガス」と「都市ガス」に分けられますが、賃貸で節約したいなら、都市ガスが利用可能な物件を選びましょう。
理由はシンプルで、プロパンガスよりも都市ガスの方が安いからです。
1つ例を挙げると、下記のような感じです。
プロパンガス | 都市ガス | |
基本料金 | 1890円 | 1000 |
従量料金 | 10460円 | 6000円 |
合計 | 12350円 | 7000円 |
上記は各ガスを利用したときの金額ですが、プロパンガスよりも都市ガスの方が合計4000円も安いことが分かりますよね。
基本料金だけで計算したとしても、年間1万円は確実に節約できることになりますので、決して無視して良い金額ではありません。
繰り返しになりますが、節約したいのなら都市ガスが利用可能な物件にしましょう。
電力会社と直接契約できる賃貸を選ぶ
電力会社と直接契約できる賃貸を選ぶというのも、賃貸で節約していくコツの1つ。
なぜなら、賃貸によっては電力会社が固定されていることがあり、自分の意思で電力会社を変更できないことがあるからです。
簡単に言えば、他の電力会社を利用すれば電気代を節約できると思っても、自由に電力会社を変更できないため、損な支払いを続けることになるということですね。
最近は、お得な料金プランを提供している電力会社が増えてきていますので、自由に電力会社を選べる賃貸にすることをオススメします。
電力会社と直接契約できるかを調べる方法は、下記の2つ。
・不動産会社に問い合わせる
・不動産サイトを確認する(記載されていない可能性大)
こんな感じですね。
不動産サイトに記載されていないことが多いので、直接問い合わせするのがオススメです。
面倒かもしれませんが、引っ越してから後悔するよりはマシだと思います。
不動産会社の勧めてくる火災保険に入らない
不動産会社の勧めてくる火災保険には、絶対に加入しないようにしましょう。
これも理由は単純で、不動産会社は高い火災保険を紹介してくるからです。
実際、僕が賃貸を契約すると同時にクソ高い火災保険を勧められました。
当時の僕は火災保険の知識に乏しく、見事に騙されて契約してしまいましたが、皆さんは気を付けてくださいね。
不動産会社が勧めてくる火災保険の相場は、だいたい年間1万円前後くらい。
他の保険に乗り換えれば5000円は節約可能ですので、既に不動産会社に勧められた保険に加入している方はすぐにでも解約するべきです。
「すぐに解約しても大丈夫なの?」と不安になるかもしれませんが、解約した日以降の保険料は解約返戻金として戻ってくるので安心してOKです。
家賃を交渉する
賛否両論かもしれませんが、家賃を交渉するというのも有効的な節約方法の1つ。
例えば、家賃を5000円値下げできた場合、年間60000円の節約になります。
「でも、そんなこと可能なの?」と思った方は多いですよね。
実は、僕が現在住んでいる賃貸は3万3000円だったのですが、大家さんと交渉して3000円の値下げに成功しています。
交渉する際のコツは下記の3つ。
・10月〜11月の閑散期に交渉する
・タバコを吸わないことを伝える
・即決することを約束する
こんな感じですね。
「汚い手口」と言われてしまえば、それまでですが、大家さんからしてみれば空き部屋をなるべく減らしたいはずですので交渉してみる価値ありですよ。
家賃交渉に抵抗があるようでしたら、礼金の交渉でもOK。
どちらを交渉しても、結果として節約に繋がります。
「引越し祝い金」が貰える賃貸かチェックする
気になる賃貸を見つけたら「引越し祝い金」が貰える賃貸かチェックしましょう。
引越し祝い金とは、特定の不動産サイトから物件を契約した場合にキャッシュバックされるお金のことです。
価格は数千円〜数万円まで様々ですが、貰えるに越したことはありませんよね。
ちなみに、僕が祝い金を貰えることを知ったのは、既に引越した後だったので、いろいろと損をした気分になりました。
引越し祝い金を貰える物件は「キャッシュバック賃貸」で調べることができますので、自分の気になっている賃貸があるか探してみてください。
後悔しない賃貸を選ぶ4つのコツ
後悔しない賃貸を選ぶコツは、下記のとおり。
・鉄筋・鉄骨コンクリートの賃貸にする
・条件を取捨選択する
・見学に行く
・不動産に質問する
順に紹介していきます。
鉄筋・鉄骨コンクリートの賃貸にする
なるべく建築構造が、鉄筋・鉄骨コンクリートの賃貸を選びましょう。
理由は単純で、木造の賃貸に比べて防音性に優れるからです。
僕は木造建築の賃貸に住んでいるのですが、隣の人の声が聞こえることが多いため、防音性に関しては少し後悔しています。
神経質な方は、素直に鉄筋コンクリート造の物件にしましょう。
当然、鉄筋コンクリートだからといって隣の生活音が聞こえないという保証はありません。
しかし、木造建築の賃貸よりはマシなので、鉄筋コンクリートの方が個人的にはオススメです。
条件を取捨選択する
賃貸を選ぶ際は、条件を取捨選択していくのがオススメです。
なぜかというと、安い物件というのは必ずそれ相応の理由があって価格設定していますので、あなたの望む条件を完璧に満たす賃貸が見つかりにくいからです。
どんな人でも、できることなら自分の望む条件を満たしつつ、安い賃貸を借りたいですよね?
しかし、安い賃貸というのは必ず「安い理由」があるわけです。
例を挙げると、下記のとおり。
・駅から遠い
・スーパーが遠い
・部屋が狭い
・築年数が古い
・収納が少ない
・付近に歓楽街がある
・設備の劣化
こんな感じですね。
「これだけは譲れない」という条件と「これは妥協してもいい」条件に分けて取捨選択していけば、自然と後悔しにくい賃貸を選ぶことができますよ。
見学に行く
気になる賃貸を絞り込んだら、実際に見学に行きましょう。
面倒に思うかもしれませんが、不動産サイトでは手に入らない情報が手に入ります。
・壁の厚さ
・日当たり
・窓の数
・収納スペースの広さ
・コンセントの位置
・風通りの善し悪し
例えば、上記のような情報ですね。
僕の経験を踏まえて言うのであれば、特に「風通し」と「日当たり」は重要です。
なぜなら、風通しが悪いと湿気がこもりやすくなってカビが発生しますし、日当たりが悪いと洗濯物が乾きにくくなるからです。
これらは生活していく上で大きなストレスになりやすいため、チェックしておくべきでしょう。
住み始めてから後悔しないように、1度で構いませんので必ず見学に行くべきです。
不動産に質問する
賃貸の情報収集は、不動産サイトと見学だけでは不十分。
ある程度情報を集めたら、不動産に直接質問をしましょう。
主な質問は以下のとおり。
・住人同士のトラブルはあったか
・空室期間
・前の住人の退去理由
・事故物件かどうか(極端に家賃が低い場合)
特に「住人同士のトラブルはあったか」は絶対に確認した方がいいです。
住人同士でトラブルがあったということは、自分が引っ越したあとにトラブルに巻き込まれる可能性があるということですので、入居前に確認しておきましょう。
賃貸探しにオススメな不動産サイト
「どこで賃貸を探せばいいのか分からない!」という方のために、賃貸探しにオススメな不動産サイトを簡単に紹介します。
・SUUMO
・HOMES
・キャッシュバック賃貸
上記の順で紹介していきます。
SUUMO
CMでお馴染みの不動産サイト。
物件数だけでいえば、数ある不動産サイト中でもトップレベルですので、とりあえずSUUMOで探しておけば問題ありません。
HOMES
SUUMOに並ぶ大手不動産サイトです。
UIがシンプルで見やすく使いやすいのが特徴で、物件数も申し分ありません。
キャッシュバック賃貸
先ほど紹介した不動産サイトですね。
まずは、「SUUMO」や「HOMES」などの大手不動産サイトで気になる賃貸を絞り込み、キャッシュバック賃貸で引越し祝い金が貰えるかチェックするのが、賢いやり方だと思います。
もちろん、キャッシュバック賃貸のみで物件を調べてもOKですが、大手に比べると物件が少なめですので、まずはSUUMOあたりから探してみるのが良いでしょう。
まとめ:後悔しない賃貸を選んで、節約生活を始めよう
当記事では、節約しながら後悔しない賃貸を選ぶ9つのコツを紹介しました。
家賃は生活の中で一番お金がかかる固定費ですので、できるだけ安い賃貸を見つけ、住み始めてから後悔しないようにしましょう。